プログラミングには開発環境の構築が重要
プログラミングに初めてチャレンジする際、もちろんプログラミング言語に関する知識を効率よく身につけていくことも重要ですが、
何よりもまずは快適にプログラミングするための開発環境の構築が重要です。
しかし、意外と開発環境の構築についての情報はあまりまとまっておらず、
プログラミングを始める前段階でつまずく方も多いと思います。
この記事ではプログラミング未経験の方でもわかりやすく開発環境の構築について解説していきましょう。
プログラミングにはどれくらいのPCスペックが必要?
まずはとにもかくにも開発をするためのPCを用意することが必要ですね。
プログラミングや開発と言われると非常に複雑な処理をしそうに聞こえるので、
スペックが高いPCが必要になるのではと心配される方も多いでしょう。
しかし結論から言うと、動画制作などでない限りはプログラミングのためには必要最低限のスペックがあれば良いです。
具体的には以下の水準であれば問題ないでしょう。
CPU | 1.6 GHz デュアルコアIntel Core i5以上 |
メモリ | 8GB以上 |
ディスク容量 | 128GB以上(SSD推奨) |
筆者もJavaScript、PHPのフレームワークを使ってWEBサイトの開発を行っており、
実際に上記のスペックギリギリのPC(Macbook Air)を利用していますが全く不自由がありません。
新品でも5〜10万の価格帯で購入できる範囲なので、
まずは最低限スペックをクリアにしているPCを用意すれば良いでしょう。
また、WindowsとMacのどちらが良いのか?という疑問も持たれる方も多いと思いますが、
個人的には比較的開発向けにセットアップされており余分なソフトウェアが入っていないMacをおすすめします。
プログラミングの開発環境を構築しよう
プログラミングはPCとインターネット環境さえあれば始めることができます。
ただし、それだけだと少々不便なので用意したPC上に効率的にプログラミングを行うための開発環境を構築しましょう。
エディタを利用しよう
まずは快適にプログラミングコードを書くためのエディタをインストールしましょう。
エディタとは正式にはテキストエディタと言われる、PC上でメモやプログラミングコードを書くことのできるソフトです。
有名なソフトにWindowsに初期インストールされているメモ帳がありますね。
その気になればメモ帳を使ってプログラミングコードを書くこともできるのですが、
プログラム向けに用意されたソフトではないので非常に使いづらいです。
Atom等のプログラミングコードを書くことに特化したエディタを利用しましょう。
このようにコードの構造がひと目でわかりやすいようにシンタックスハイライトされたり、
コードが予測サジェスト表示されて入力を補助してくれる等、作業効率がかなり向上します。
サーバーやドメインを取得しよう
次に、WEBサービスを公開するためにサーバーとドメインを取得しましょう。
ドメインはわかりやすく言うとインターネット上でのWEBサービスがどこにあるかを示す住所のようなもので、
サーバーはWEBサービスのファイルやデータベースが置かれる場所のことを指しており、
いずれもWEB開発を行うためには必要不可欠なものです。
サーバーもドメインも比較的安価に利用でき、
簡単なWEBサイト程度であれば月間で1,000円程度のコストで用意することができます。
サーバーは「さくらのレンタルサーバ」というサービス、ドメインは「お名前.com」というサービスが有名です。
GitHubに登録しよう
次に、GitHubに登録しましょう。
GitHubとはソフトウェア開発のプラットフォームです。
具体的には作成したプログラミングのコードやデータをアップロードすることができ、
かつ更新履歴も管理することができます。
オンライン上で情報共有ができるので、チームで開発を進めるうえでも便利です。
無料で気軽にアカウント開設できるので作成しておくことをおすすめします。
プログラミングの作業を快適にする補助ツール
ここまで説明した形で開発環境の構築ができれば大概は不便は生じないと思いますが、
さらにプログラミングの作業を快適にするツールを紹介します。
疑問点を解消するなら:Qiita
Qiitaはエンジニア向けの技術情報共有フォーラムで、
プログラミングに関する情報やナレッジについてユーザ自身が記事として公開できるサービスです。
プログラミングの世界では新たな技術がどんどん増えていくので、
現役のエンジニアであっても日々知識や情報をキャッチアップする必要があります。
そのため、プログラミングを行う上では不明点やつまずきポイントにぶつかり、これを自己解決するのは避けては通れない道になります。
そういった時にQiitaを調べると、
似たような問題についてまとまっている記事があることが多く、問題解決に役立てることができます。
会員登録しなくても記事の閲覧はできるので、積極的に活用しましょう。
ちょっとしたメモに使える:Evernote
Evernoteは無料で利用可能なクラウド型のメモアプリです。
メモしたい情報を手早くまとめて、クラウド上に保存することができます。
プログラミングを進める中でも、
例えばサービスの企画についてアイデアを思いつきメモしておきたい時や、
データベースの構造やデザインのイメージについて仕様をまとめておきたい時が出てきます。
そういった際、Evernoteはオフラインでもメモを書くことが可能ですし、
テキストに装飾を加えてわかりやすくまとめることもできるので、便利です。
表作成や集計に便利:Googleスプレッドシート
GoogleスプレッドシートはGoogleアカウントを持っていれば無料で利用可能であり、
有名な表計算ソフトであるExcelのクラウド版サービスです。
Evernote同様に企画やアイデアを整理するのに活用できますが、
Excelと似たサービスなので表作成や集計をしたい場合に特に向いてます。
URLを発行して他の人に簡単に共有することもできるので、チームで開発を進める際にも便利です。
タスク管理に便利:Trello
Trelloは無料で利用できるWEB上でのタスク管理アプリです。
例えばWEBサイトを開発するにしても「トップページの開発」「記事ページの開発」「記事データベースの構築」といった風に要件に応じてひとつひとつ細かい実装が発生しますので、
プログラミングを進める上でもタスク管理は重要です。
Trelloではボードやリスト、カード型でタスクを可視化できるので、楽しく効率的にタスク管理できるおすすめのサービスです。
独学に行き詰まったらプログラミングスクール利用がおすすめ
開発環境を整えるまではできたものの、いざプログラミングを始めようとなった時に、
いったいどこから手をつければ良いかわからないという方も多いと思います。
そんな方にはプログラミングスクールの利用がおすすめです。
プログラミングスクールでは全くの未経験からWEBサービスを作れるようになるまで、
講師のサポートを受けながらカリキュラムに沿って学習を進めることができます。
プログラミングスクールというと「料金が高そう」「続くか不安」「講師の質が心配」といった懸念もあると思いますが、
まずは無料体験で自分に合うサービスなのかどうかを見極めることもできるので安心です。
当サイトでは関連記事でおすすめのプログラミングスクールを紹介しているのでぜひ合わせて参考にしてください。
この記事のまとめ
この記事では未経験の方でもわかりやすいようにプログラミングの始め方を紹介しました。
経験ゼロだとどうしてもとっつきにくい印象を持たれがちですが、
効率的に作業できる開発環境を構築し知識を増やしていけば、プログラミングは誰でもPC1台で手軽に始められるものです。
これからプログラミングをゼロから始めようと考えていた方は、
是非この記事をご参考に開発環境を構築してみてください。