SAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)の概要
サービスの基本情報については冒頭で紹介した通りになりますが、
別途プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)」の概要について紹介します。
まず、運営会社については以下の通りです。
運営会社 | 株式会社SAMURAI |
代表取締役名 | 木内 翔大 |
設立年月 | 2015年3月19日 |
資本金 | 110,000千円 |
所在地 | 道玄坂オフィス 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2丁目11-1 Gスクエア渋谷道玄坂4F |
電話番号 | 03-5790-9039 |
事業概要 | プログラミング学習サービス |
従業員数 | 正社員(取締役含む)61名 業務委託335名 |
平均年齢 | 30歳 |
2021年現在で設立してまだ6年程度と日が浅く、従業員数や平均年齢を見てもベンチャー企業という感じですね。
また、2021年1月に社名を株式会社侍から株式会社SAMURAIへ変更しています。
業務委託の従業員はプログラミング講師の方でしょうか。
代表の木内 翔大さんはTwitterで10歳でプログラミング→19歳でフリーランスという経歴を明らかにしており、ご本人もプログラミング畑のキャリアを歩んできた方のようです。
株式会社SAMURAIが展開するサービスには以下の3つがあります。
- SAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)
- Samurai Blog
- Samurai Hack
1点目の「SAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)」が本記事で詳しく見ていくプログラミングスクール事業です。
2点目の「Samurai Blog」についてはプログラミングに関するナレッジやインタビュー記事が掲載されているサイトです。
筆者もSEOで上位表示されているのを何度か見かけたことがありますね。
3点目の「Samurai Hack」は社内紹介ブログ的なサイトのようです。
株式会社侍の部署紹介や福利厚生、活躍する社員について等のコンテンツが掲載されています。
全体を通して、コンテンツの発信に対して非常に積極的な企業だなという印象を受けました。
SAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)のコース
次に、プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)」のコースは非常にシンプルで以下の4つがあります。
- デビューコース
- エキスパートコース
- AIコース
- 転職コース
それぞれ詳しく見ていきましょう。
デビューコース
デビューコースは予め用意された教材サイトを元にアプリ開発が学べるコースで、
名前の通りまずは安価にプログラミング学習を始めたい方向けのコースです。
料金形態は以下の通りとなります。
4週間 プラン |
12週間 プラン |
24週間 プラン |
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---|---|---|---|
受講期間 | 4週間 | 12週間 | 24週間 |
学生/一括 | 76,000円 | 199,500円 | 285,000円 |
学生/分割 | 3,167円/月 | 8,313円/月 | 11,875円/月 |
一般/一括 | 80,000円 | 210,000円 | 300,000円 |
一般/分割 | 3,333円/月 | 8,750円/月 | 12,500円/月 |
※価格は全て税抜表記となります。
一般料金でも最安の4週間プランで8万と、かなり安価ではあるかなと思います。
分割払いだと月々の負担も抑えられますが、上記は公式サイトに記載の通り手数料を含まない24回分割の金額なので、
手数料も考慮するとこれくらいのコストであれば一括で支払った方が良いかもしれません。
エンジニア塾では延長キャンペーン等定期的にキャンペーンを実施することがありまして、
例えば2020年10月15日までのキャンペーンを利用するとレッスンを受講できる期間は実質それぞれ13週間、26週間となり、
費用も抑えて受講することができますので、こういったキャンペーン状況をチェックしても良さそうです。
筆者の個人的な経験則としての意見ですが、
4週間という短いスケジュールでプログラミングスキルを習得するにはセンスも必要になってしまうと思います。
ですので実践で通用する水準で学習したい方は最低でも12週間プランがおすすめです。
エキスパートコース
エキスパートコースはプログラミングの基礎学習からオリジナルアプリ開発までを習得できるコースです。
デビューコースと同様、週1回のマンツーマンレッスンに加えて、
講師からチャットでのサポートをいつでも受けられ、学習のつまづきからエンジニアとしてのキャリアの悩みまで自由に相談可能なコースです。
料金形態は以下の通りとなります。
12週間 プラン |
24週間 プラン |
48週間 プラン |
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---|---|---|---|
受講期間 | 12週間 | 24週間 | 48週間 |
入学金 | 29,800円 | 29,800円 | 29,800円 |
学生/一括 | 330,990円 | 575,040円 | 808,200円 |
学生/分割 | 13,791円/月 | 23,960円/月 | 33,675円/月 |
一般/一括 | 389,400円 | 718,800円 | 1,077,600円 |
一般/分割 | 16,225円/月 | 29,950円/月 | 44,900円/月 |
※価格は全て税抜表記となります。
サービス内容や学習できる内容がデビューコースよりも高い水準になるため料金もその分高くなっており、より長期間のプランも用意されています。
12週間プランでおよそ40万円と決して軽くない負担が必要ですね。
特に最長の48週間プランは100万以上の費用が必要となりますので、
まずは最安の12週間プランを受講し基礎を身につけ、その後は独学で不足を補っていくという学習方法が良いと思います。
もしくは、12週間の学習を通して未経験からエンジニアへのキャリアチェンジを行い、
実務の中でスキルを磨いていくという形も現実的ではあるかなと思います。
AIコース
AIコースはエンジニアの現場でも最新トレンドである人工知能を習得できるコースです。
機械学習系でよく利用されるプログラミング言語であるPythonの基礎学習に加え、
チャットボットやスマートスピーカーなどを通したAI実装を学びたい方におすすめです。
料金形態は以下の通りとなります。
12週間 プラン |
24週間 プラン |
48週間 プラン |
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---|---|---|---|
受講期間 | 12週間 | 24週間 | 48週間 |
入学金 | 29,800円 | 29,800円 | 29,800円 |
学生/一括 | 483,990円 | 767,040円 | 1,168,200円 |
学生/分割 | 20,166円/月 | 31,960円/月 | 48,675円/月 |
一般/一括 | 569,400円 | 958,800円 | 1,557,600円 |
一般/分割 | 23,725円/月 | 39,950円/月 | 64,900円/月 |
※価格は全て税抜表記となります。
一般的にWEB開発と言われる領域と比べさらに高い専門性が求められるAIや機械学習といったテーマを扱うため、
AIコースは最安の12週間プランでも50万円以上とかなりのコスト負担が必要となります。
とはいえ、HTMやCSS・JavaScriptといった言語よりさらに独学での習得が難しい領域でもありますし、
最近ではAIや機械学習を強みとしたプロダクトを開発する企業ニーズも高まっているため、
支払うコストに見合うだけの高い市場価値がある技術を学べるコースではあるでしょう。
転職コース
転職コースは未経験からエンジニアへのキャレンジを目指す方向けのコースです。
初期費用が安価に抑えられる上に転職成功すれば受講料が完全無料になることが大きな特徴です。
料金形態は以下の通りとなります。
4週間 プラン |
8週間 プラン |
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---|---|---|
受講期間 | 4週間 | 8週間 |
入学金 | 29,800円 | 29,800円 |
一般/一括 | 128,000円 | 256,000円 |
一般/分割 | 5,333円/月 | 10,667円/月 |
※価格は全て税抜表記となります。
デビューコースでも説明した通り、実践で通用する水準のプログラミング学習にはある程度の期間が必要なため、
最長の受講期間である8週間で転職市場で求められるレベルのスキルが習得できるか少々不安な点がネックではありますが、
侍エンジニア塾が提供する人材紹介サービスを利用して転職すると受講費用が全額返金されるのでコストを負担せず学習することが何よりのメリットです。
転職コースは受講開始前にデポジット料金を支払う必要があるのですが、
デポジット料金は入学金とコース料金の合算金額の10%なので1〜3万程度と安価であり、
かつこのデポジット料金も転職成功すれば返金されるのでほぼ負担なく利用することができますね。
SAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)を利用する流れ
それではSAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)を利用する流れを説明しましょう。
大まかに説明すると以下の通りです。
- 公式サイトにアクセス
- 公式サイトから無料体験レッスンに予約
- 無料体験レッスンを指定した場所・日時で実施
- コンサルティングを踏まえて自分に合ったコース・期間で入会
- 本レッスンの受講開始
公式サイト内でどのように無料体験レッスンを予約するのかもう少し詳細に説明します。
公式サイトにアクセスすると、画像の赤枠で囲んだ無料体験レッスンを予約するボタンが確認できると思うのでこれをタップします。
すると無料体験レッスン予約フォームに移動するので、ページをスクロールしてステップ式のフォームで入力をしていきましょう。
ステップ1では最も興味をお持ちの内容を選択します。
選択内容によって無料体験レッスン内容も変わってくるので、適切な選択肢を選びましょう。
次にステップ2では場所をオンラインか渋谷校のいずれかで選択し、カレンダー式のフォームで実施日時を指定できます。
※2020年10月現在、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、オンラインのみでの実施となっています。
最後にステップ3で名前・電話番号・メールアドレスを入力します。
これで無料体験レッスンの予約は完了します。
フォームも入力しやすく、1分もかからずに簡単に予約することができますね。
SAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)の口コミ・評判
ここからはSAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)の口コミ・評判を紹介しましょう。
過去に炎上したのって本当?
2020年10月現在、Googleで「侍エンジニア塾」というキーワードで検索しようとすると、
「侍エンジニア塾 炎上」というキーワードがサジェスト表示されるかと思います。
SAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)は過去に炎上したことがあり、当時の問題をまとめた記事がいくつもアップされているようです。
参考記事:侍エンジニア塾の炎上から考える、この問題の本質について
参考記事:侍エンジニア塾の炎上問題全まとめ!反省点も担当者に聞いてきた!
参考記事:侍エンジニア塾の炎上後の改善取り組みについて担当者に聞いてきた
要約すると、入会金無料キャンペーンの期限が常に1週間後の日付で表示されるようプログラミング言語によって制御されており、
利用していた言語がJavaScript(ブラウザ側から確認できる言語)だったが故にユーザに発見され、
景品表示表に違反しているのではないかという指摘をされたのが発端となり、
- 返金保証
- 講師のアサインまでに日数がかかりすぎる
- 講師のスキルにばらつきがありすぎる
といった他の問題にも飛び火して大きな炎上案件につながったようですね。
確かにプログラミングスクールである侍エンジニア塾自身が、
ある程度スキルがあればユーザー側で把握できてしまうとすぐに分かるJavaScriptでサイトの表示を制御してしまうのはどうかな…と思いますし、
企業としてコンプライアンス遵守できていない点やサービスレベルが担保できていない点があったのは事実のようです。
しかし株式会社SAMURAIはこの課題に対して7つの企業バリューを策定したりサービスレベルの改善・改革を実施しており、
真摯に向き合っているようなので現在は大きな不安なく利用できるのではないかと思います。
SAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)に関するユーザの口コミ
SAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)に関するユーザの口コミを紹介しましょう。
Laravelの習得で、侍エンジニア塾に入塾しました。
いろいろ、プログラミングスクールは、あるけど、入塾前のカウンセリング、就学中のメンタルケア、卒業後の対応まで、生徒へのケアは手厚いような感じはします。
Twitterより引用
侍エンジニア塾もSEOが強いんだよね。技術情報を調べると艦これで神ゲーが引っかかるレベルで引っかかる。
その割に記事が薄っぺらいくてミスが多いのでホント害悪。まだQiitaの方が全然マシ。
Twitterより引用
侍エンジニアとかテックアカデミー、たまにシンタックスハイライトすらされてないやつあるし、ほんと役に立たない…
Twitterより引用
侍エンジニア塾の
無料体験受けてきた!
すごいいい感じやったけど、
価格だけがネック。悩む。#朝もくサロン
#侍エンジニア塾
#プログラミング初心者
#駆け出しエンジニアとつながりたい
Twitterより引用
結局さ、ウェブカツだのテックキャンプだの侍エンジニア塾だのっていうプログラミングスクールに金払って通う人がいるっていうのが、なんかすごいよね。そりゃどんだけのことやっても金払ってくれる客がくるんだから、辞めないよねスクール側は。
Twitterより引用
賛否両論ありますが、実際に利用していると思われるユーザの場合、
直近ではポジティブにSAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)を利用して学習を進められていると思われる口コミが多く、
過去のネガティブな印象はあるものの、初心者へしっかり寄り添ったサービスと言えます。
口コミ・評判も参考にした上での評価
上記の口コミ・評判も参考にした上での筆者としてのSAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)の評価は以下です。
- 過去に景表法違反や返金問題、サービスレベルの低さで炎上したことは事実
- しかしその後は会社としてバリュー策定やサービスレベル改善を行い過去の炎上問題に対して真摯に向き合っている
- サービスレベルは改善されたとしても、講師との相性の良し悪しによって満足度は変わってきそう
- HTML/CSS/JavaScript等を全く触ったことのない初心者向けのサービス
とはいえ口コミや評判は筆者のものを含めてあくまで第三者の意見であり、必ずあなたにとっても当てはまるものとは限りません。
無料体験レッスンを受講し主観的に良いサービスと判断できるかが重要だと思います。
SAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)の特徴、利用するメリット
以上を踏まえSAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)の特徴および利用するメリットを以下にまとめました。
特徴
- シンプルな4つのコースから自分に合ったものを選択できる
- エンジニアへのキャリアチェンジを検討している方向けの転職コースがある
- 全てのコースでマンツーマンで講師がサポートしてくれる
利用するメリット
- 転職コースで転職支援を受けることで実質無料で学習できる
通常のコース料金は他社と比較して決して安価とはいえませんが、
転職成功すると実質レッスン料無料になるという点でコストパフォーマンスが優れているため、
初心者からエンジニアへの転職を前提としてスクールに通いたい方にはおすすめのサービスと言えます。
この記事のまとめ
この記事ではプログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)」について、公式サイトの情報やWEB上の口コミ・評判も参考に現役エンジニアの視点で解説しました。
過去に炎上したサービスではあるものの、そういった問題とも真摯に向き合いサービス改善を行っていたり、
公式サイトを通して積極的に情報発信をしている等、
筆者としては過去の経緯を踏まえても好意的に捉えて良いのではと考えています。
一方で口コミ・評判の中では侍エンジニア塾の記事がSEO上位表示されて邪魔だという悪評や、
講師との相性が合わない、サービスレベルが低いといった批判があるのも事実です。
全ての情報を鵜呑みにせず、実際に無料体験レッスンを受講し判断することをおすすめします。
また、SAMURAI ENGINEER(旧:侍エンジニア塾)以外にもプログラミングスクールは複数社あります。
筆者がおすすめする他社サービスも含めて詳しく知りたい方は以下記事もご参考ください。